今季のクリーンシート12回 アルテタ監督が守備陣の安定を評価「崩すのが困難なチームでなければならない」

写真:アーセナル守備陣を称賛したアルテタ監督©Getty Images

アーセナルのミケル・アルテタ監督は、プレミアリーグで優勝するには守備の安定が不可欠であると考えており、今季リーグ最少失点を誇るチームを称賛している。イギリス『TNT Sports』が伝えている。

今シーズン、アーセナルは守備陣が非常に安定しており、ここまでリーグ29試合で24失点、クリーンシートを12回記録している。3月31日に行われたマンチェスター・シティ戦でも無失点に抑え、マンチェスター・シティのホームでの連続得点記録を57試合で阻止した。

記者陣にプレミアリーグのタイトルを獲得するために必要なことを問われたアルテタ監督は「守備が非常に安定し、崩すのが困難なチームでなければならない」とし、「我々にはそれがあり、選手が守備の局面でどのようにプレーするか考え、相手チームを苦しめることができている」と語り、安定した守備を誇るチームを評価している。

続けてガブリエウともにDFラインで傑出したパフォーマンスを発揮しているウィリアム・サリバについて言及。「彼は大いに称賛されるべきだ」と語り、以下のように続けた。

「彼の年齢でトップクラブでこのようなプレーをし続けるのは難しいことだ。彼自身の功績でもあるが、ここまで導いた周囲の人々の功績でもある。一緒にプレーできる仲間がいて、必要な仕事をこなせることは、彼にとって幸運なことだ」

また、冨安健洋やオレクサンドル・ジンチェンコがケガで不在の間、左SBの穴を埋めたポーランド代表DFヤクブ・キヴィオルのパフォーマンスにも満足しているようだ。

「これまで出場機会があまりなかったのは明らかだった。負傷者が出て、彼に経験のないポジションでのプレーを求めたが、早くに適応しパフォーマンスも安定している」

昨シーズン、サリバが負傷し終盤戦で失速したアーセナルだが、現状は開幕戦で大ケガを負ったユリエン・ティンバーが離脱しているのみで、スカッドが充実している。マンチェスター・シティと引き分けたことでリヴァプールに首位を譲ったものの、勝ち点差は“2”と僅差で、最後まで優勝争いが続くだろう。

次戦アーセナルは現地時間4月3日、プレミアリーグ第31節ルートン・タウン戦を控える。

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