グリーリッシュ“公開叱責”で批判受けるグアルディオラ監督 会見で皮肉「私はチームで最も有名な人物だし……」

写真:激しい口調でグリーリッシュ(右)を指導するグアルディオラ監督(左)

マンチェスター・シティのペップ・グアルディオラ監督が、イングランド代表MFジャック・グリーリッシュを激しい口調で指導したことで批判を受けている。

現地時間3月31日に行われたプレミアリーグ第30節のアーセナル戦(△ 0-0)では、白熱した試合内容もさることながら、試合後のピッチ上で繰り広げられた“公開叱責”にも多くの注目が集まった。グアルディオラ監督は、61分に途中投入したグリーリッシュを呼び寄せ、ジェスチャーを交えながらかなり激しい口調で指導。指揮官の叱責に対しては、公の場ではなくロッカールームで行うべきだったとの批判が発生している。

4月3日に控えた第31節のアストンヴィラ戦を前に、グアルディオラ監督は記者会見に出席。スペインメディア『Relevo』によると、同指揮官は記者から“公開叱責”の件について意見を述べられると「カメラのため、自分のエゴのためにやっている」と皮肉を込めた口調で返答した。

さらに記者が食い下がると、グアルディオラ監督は次のように応戦した。

「私はチームで最も有名な人物だから、私の行為が録画されたとしても満足だ。帰宅したら安らかに眠れるさ」

「私は常に選手たちを批判するけど、それは彼らがいかにひどいかを世間に分かってもらうためだ。もしも私が選手たちを褒めるのだとしたら、それは彼らのためではなく、私自身のためだね」

一挙手一投足が注目される身であるグアルディオラ監督。気性が激しいことでも有名だが、今回の件については元イングランド代表のクリス・サットン氏が「そんなに大きな問題ではない」「(グリーリッシュを)痛めつけようとしているとは思えなかった」と語るように、擁護の声も挙がっている。

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