ファン・ダイクがプレミアリーグ優勝への思いを語る「街を沸かせたい。それがフットボールの美しさ」

写真:リヴァプールとオランダ代表でキャプテンを務めるファン・ダイク

リヴァプールのオランダ代表DFフィルジル・ファン・ダイクが今シーズンのここまでを振り返り、プレミアリーグ優勝への思いを語った。

現在リヴァプールはアーセナル、マンチェスター・シティとプレミアリーグの優勝を争っており、緊迫した状況が続いている。現地時間4月3日に行われた試合で、アーセナルとマンチェスター・シティがともに勝利。リヴァプールが首位に返り咲くためには、同4日に行われるシェフィールド・ユナイテッド戦で勝利が必要となる状況だ。

イギリス『TNT Sports』のインタビューに応じたファン・ダイクは、今シーズンのここまでのチームの戦いぶりを「ジェットコースターのようだ」と表現し、以下のように語った。

「いろいろな意味で素晴らしいシーズンを過ごしている。これまでにレッドカード、ケガ人、若い選手の台頭、監督の退任発表など多くのことが起こった。確かにジェットコースターのような展開ではあったが、いいジェットコースターだった。このまま続けて全力を尽くし、トロフィーを獲得したい」

続けてファン・ダイクは三つ巴の優勝争いを制するために「一貫性が鍵になる」と考えており、「試合に勝つために、自分のコンディションが最高の状態であることが重要」と終盤戦を戦う上でのポイントについて言及している。

前回リヴァプールが、プレミアリーグ優勝を果たした2019-20シーズンはコロナ渦であったため、無観客のスタジアムで優勝を祝うことを余儀なくされた。そのためファン・ダイクは優勝を勝ち取り、サポーターとともに祝いたいと考えているようで以下のように語った。

「ファンなしで(優勝を)一度経験している。そのため、ファンと一緒に達成したいという気持ちが強くなった。トロフィーを手に入れ、街を沸かせたい。それがフットボールの美しさだ」

「我々が成し遂げようとしているのは、彼(ユルゲン・クロップ監督)のためだけではない。自分たち、そして世界中のリヴァプールファン全員のために勝ち取ろうとしている」

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