リヴァプールに完勝のガスペリーニ監督「忘れられない思い出になるだろう」 喜びのコメントも警戒を解かず

写真:リヴァプールに勝利したガスペリーニ監督は喜びのコメントを残した

アタランタのジャン・ピエロ・ガスペリーニ監督がUEFAヨーロッパリーグ(EL)準々決勝、リヴァプールとのファーストレグ後にコメントを残した。

現地時間4月11日、アタランタはEL準々決勝ファーストレグのリヴァプール戦に臨んだ。試合はジャンルカ・スカマッカの2得点とマリオ・パシャリッチの得点で0-3とリヴァプールに完勝した。

試合後の会見にて、ガスペリーニ監督は『Sky Sports ITALIA』のインタビューに応じ「この勝利はアタランタの歴史にとって、情熱を持ちリヴァプールまで駆けつけたファンにとって、クラブにとって注目すべき素晴らしい結果だ」と、リヴァプールに勝利した喜びを以下のように語った。

「アンフィールドでEL準々決勝を戦えたことは、我々にとって誇らしいことであり、この結果は忘れられない思い出になるだろう。いつもトロフィーを獲得できるわけではないが、我々のようなクラブにとって歴史を作れたことは、とても価値のあることだ」

「前回アンフィールドで対戦した時は無観客だった。今回はまったく違う感覚で、ファンが喜んでいる姿を見ることができて最大の満足感を得られた」

ファーストレグで3点のリードを奪ったアタランタは、現地時間4月18日にホームでのセカンドレグを控える。両者は2020-21シーズン、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)のグループステージで対戦しており、その際はどちらもアウェーチームが勝利している。アタランタがホームの試合では、リヴァプールに0-5と完敗しているため、今回は油断することはないだろう。

ガスペリーニ監督は3点のアドバンテージがあってもなお、リヴァプールへの警戒は解いてないようで以下のように続けた。

「もちろん0-3の勝利には、満足しているしいい余裕だ。しかしリヴァプールは、いつでも得点できる素晴らしいチームだ。セカンドレグでは、今日と同じように守備と攻撃をしなければならない。リヴァプール相手に中途半端なプレーをしたら、彼らは止まらなくなるだろう」

「ミランが3-0でリードしていたCL決勝を今でも覚えている。不可能に思えたが、6分で3-3まで追い上げた。それがリヴァプールのメンタリティだ。彼らは決して諦めない。だから、次に進むためには(今日の試合と)同じことを繰り返さなければならない」

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