日本時間4月13日から16日にかけて、プレミアリーグ第33節の10試合が行われた。
前節終了時点で首位に立っていたアーセナルは4位アストンヴィラとの上位対決に挑んだ。前半は攻撃が機能して何度も決定機を作ったが、フィニッシュの精度を欠き、また相手GKのビッグセーブもあって得点を奪うことはできない。後半に入るとアストンヴィラに押し込まれる場面が増え、84分には右サイドからグラウンダーのクロスを入れられ、逆サイドに流れたボールをリオン・ベイリーに押し込まれて先制を許す。87分にはカウンターからオリー・ワトキンズにループシュートを決められ、痛恨の敗戦。アストンヴィラのウナイ・エメリ監督は、かつて指揮を執った古巣から“シーズンダブル”を達成した。なお、冨安健洋は67分からピッチに立ち、右サイドバックでプレーした。
2位リヴァプールはホームにクリスタルパレスを迎えての一戦。立ち上がりから両チームがチャンスを作る中、14分にはクリスタルパレスがリズミカルなパスワークで左サイドを崩し、深い位置からのクロスをエベレチ・エゼが流し込んで先制する。リードを許したリヴァプールは反撃に転じようとするが、なかなかチャンスを生かせず、逆にカウンターからピンチを招く場面も。後半は押し込む場面が増えたものの最後までゴールを奪うことはできず、今シーズンのリーグ戦でホーム初黒星を喫した。遠藤航はアンカーの位置で先発出場したものの、動きに精彩を欠き、前半のみで退いた。
マンチェスター・シティはホームでルートン・タウンと対戦。ルートン・タウンの橋岡大樹は3バックの一角で先発出場した。開始わずか2分、マンチェスター・シティはショートカウンターを仕掛けると、最後はアーリン・ハーランドのシュートが橋岡の顔面に当たってそのままゴールに吸い込まれ、早々に先制する。その後はマンチェスター・シティが一方的に攻め続ける展開に。前半こそオウンゴールの1得点のみだったが、後半に入り64分、ショートコーナーの流れからマテオ・コヴァチッチが強烈なミドルシュートを叩き込むと、その後はハーランドがPKを決め、ジェレミー・ドクとヨシュコ・グヴァルディオルもゴールを奪取。相手の反撃を1点に抑えて5－1で快勝した。
マンチェスター・シティが勝利し、アーセナルとリヴァプールがともに敗れたことで、マンチェスター・シティが勝ち点「73」で首位に。アーセナルとリヴァプールはともに「71」で2位、3位に後退した。
トッテナムはニューカッスルとのアウェーゲームで苦戦を強いられた。30分にカウンターからアレクサンデル・イサクに、その2分後にはバックパスを拾われてアントニー・ゴードンにゴールを許し、前半のうちに2点のリードを奪われると、後半にもさらに2点を奪われて0－4の完敗を喫した。ボーンマス vs マンチェスター・ユナイテッドの試合はシーソーゲームとなり、2－2でフィニッシュ。チェルシーはコール・パーマーが4ゴールを奪う活躍を見せ、エヴァートンに6－0で快勝している。
ブレントフォードは2－0で最下位シェフィールド・ユナイテッドに勝利。バーンリー vs ブライトンは1－1、ノッティガンム・フォレスト vs ウルヴスは2－2のドローに終わっている。フラムはアンドレアス・ペレイラの2ゴールでウェストハムに勝利している。
◉プレミアリーグ 第33節 結果
ニューカッスル 4－0 トッテナム（ハイライト動画）
ブレントフォード 2－0 シェフィールド・ユナイテッド（ハイライト動画）
バーンリー 1－1 ブライトン（ハイライト動画）
マンチェスター・シティ 5－1 ルートン・タウン（ハイライト動画）
ノッティガンム・フォレスト 2－2 ウルヴス（ハイライト動画）
ボーンマス 2－2 マンチェスター・ユナイテッド（ハイライト動画）
リヴァプール 0－1 クリスタルパレス（ハイライト動画）
ウェストハム 0－2 フラム（ハイライト動画）
アーセナル 0－2 アストンヴィラ（ハイライト動画）
チェルシー 6－0 エヴァートン（ハイライト動画）
