【速報】女子バレーボール「デンソーエアリービーズ」本拠地を福島県郡山市に移転 愛知県西尾市から

愛知県を拠点に活動しているバレーボール・Vリーグ女子1部(24~25シーズンから大同生命SV.LEAGUE)のデンソーエアリービーズは17日、ホームタウンを福島県郡山市に移すことを発表しました。

愛知県西尾市を本拠地としていたエアリービーズは、2017年に郡山市と福島県と協定を結び、福島県内をセカンドホームとしていました。

新シーズンは10月に開幕し、エアリービーズは郡山市の宝来屋郡山総合体育館をホームアリーナに公式戦を戦います。

「東北のバレーボール発展を」

デンソーエアリービーズは、1972年に「日本電装女子バレーボール部」として創設し、50年以上の歴史があります。1996年に現在のデンソー・エアリービーズになりました。

創設以来、愛知県西尾市をホームタウンにしてきましたが、運営会社・デンソーの関連会社が福島県田村市にあったことが縁で、2017年から県内をセカンドホームタウンとしていました。

今回、本拠地を郡山市に移転した理由について、チームは「東北地方のバレーボールを発展させたい」ということ、「東日本大震災の復興を支援したい」ということなどを挙げていました。

これまで福島県内の公式戦は、宝来屋郡山総合体育館で行っていて、去年は1000人を超える観客が会場に詰めかけました。宝来屋郡山総合体育館は、今年3月から来年3月まで改修工事を行っているため、福島県内各地のアリーナでホーム戦が行われることになります。またこれまでホームタウンだった愛知県西尾市は「マザーホームタウン」として当面、練習拠点を置き、公式戦やバレー教室は継続するということです。

本拠地移転によって福島県内で行われる公式戦も増えることから、県内のバレーボール熱が盛り上がることも期待されます。チームの今シーズンの成績は12チーム中5位でした。エアリービーズの悲願の日本一を〝新たな本拠地・福島〟で見られる日が来るかもしれません。

© 株式会社テレビユー福島