福井発の量販店「PLANT」好調、売上高が過去最高 2024年3月中間決算、「地域最安の価格設定」で結果

福井県福井市三留町のPLANT-3清水店

 PLANT(本社:福井県坂井市)の2024年3月中間決算(単体)によると、プライベートブランド(PB)商品やガソリン・灯油などの販売が好調で、売上高は過去最高。売上総利益の増加や電気料単価の落ち着きが寄与し、各利益も前年同期を上回った。

 売上高については、燃料費高の中でガソリン・灯油の「地域最安の価格設定」に取り組み、利用客が増加。福知山店(京都府)の昨年9月新設のガソリンスタンド分も積み増した。

 店舗売り上げでは食品や日用雑貨のPB商品のほか、品質にこだわった唐揚げなどの総菜類も好調で、売上総利益は前年同期から8億3800万円増。同利益率も前年同期を上回る23.22%となった。電力使用量は前期並みながら、水道光熱費は前年同期から1億900万円減らした。

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 通期の業績予想を上方修正し、営業、経常利益は各2億円、純利益は1億5千万円引き上げた。中間期では営業、経常利益が昨年10月発表予想をいずれも4億円以上上回ったが、通期予想では賃上げによる人件費高騰、修繕投資の下期スライド、6月閉店予定の善通寺店(香川県)の閉店費用などを考慮した。

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