日本ハムの新エース伊藤大海vs育成から復活”ノーノー未遂男”オリックス椋木蓮 期待の若手右腕対決

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前回対戦で6回無失点に抑えている伊藤大海

今日からエスコンフィールド北海道で行われる日本ハムとオリックスの3連戦。予告先発は日本ハムが伊藤大海、オリックスは椋木蓮と発表された。

今季自身初の開幕投手を務め、白星スタートを切った伊藤は、ここまで4試合に先発して2勝0敗、リーグ6位の防御率1.73をマーク。全試合でQS(6回以上自責点3以下)を記録するなど、チームのエースとして安定感抜群の投球を披露している。

前回登板した19日のロッテ戦(エスコンF)では、7回97球を投げて6安打3失点。2本塁打を浴びながら粘りのピッチングで、チームの勝利に貢献した。そこから中7日で今日の登板を迎える。

オリックス戦には昨季5試合に先発して0勝4敗、5本塁打を許すなど防御率4.66と分が悪かった。それでも今季初対戦となった12日(京セラD大阪)の試合では、6回100球を投げて3安打無失点に抑えてリベンジに成功。今日の登板でも好投が期待される。

昨季はルーキーイヤ―から続いていた2ケタ勝利を逃し、自己ワーストの成績に終わった右腕が、今季は開幕から好調な滑り出し。今日も自身の投球でチームに白星をもたらし、首位を快走する鷹の背中を追いかけたい。

トミー・ジョン手術から復活した椋木蓮

一方、オリックスの先発は椋木蓮。2022年にトミー・ジョン手術を受けた2021年のドラ1右腕が、2022年9月8日の西武戦(ベルーナドーム)以来の一軍マウンドに上がる。

昨季は育成契約でリハビリに励み、今年3月に支配下へ復帰。ここまで二軍では4試合に登板(3試合で先発)、計14イニングを投げて防御率1.93をマークしている。直近では20日の中日戦(ナゴヤ)に先発し、5回67球を投げて5安打3奪三振2失点の内容だった。そこから中6日で2年ぶりの一軍登板に臨む。

日本ハムとは2022年7月20日(京セラD大阪)に1度対戦経験があり、8.2回116球を投げて1安打11奪三振無失点。プロ2戦目でノーヒットノーランまであと1球に迫る快投を見せていた。

天国から地獄を味わった右腕は復帰初戦でどのような投球を見せるのか。持てる力を存分に発揮し、白星で花を添えたいところだ。

その他の試合の予告先発は以下の通り。

【パ・リーグ】
ロッテ・C.C.メルセデス-楽天・内星龍(ZOZOマリン)
ソフトバンク・L.モイネロ-西武・今井達也(みずほPayPay)

【セ・リーグ】
DeNA・A.ケイ-巨人・横川凱(横浜)
中日・梅津晃大-広島・森下暢仁(バンテリンドーム)
阪神・大竹耕太郎-ヤクルト・サイスニード(甲子園)



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