宇都宮ブレックス、2年連続決勝T目指す 3人制バスケ国際ツアー、きょうから宇都宮で熱戦

2点シュートを放つブレックスの斉藤洋(右)=昨年4月の前回大会決勝トーナメントから

 3人制バスケットボールの国際ツアー開幕戦「FIBA3x3(スリーエックススリー)ワールドツアー宇都宮オープナー2024」は27、28の両日、栃木県宇都宮市の二荒山神社前のバンバ市民広場で世界の強豪12チームが熱い戦いを繰り広げる。本県からは宇都宮ブレックスが開催都市枠として出場。主将の斉藤洋介(さいとうようすけ)は「1勝するのも難しい大会。それでも優勝を目指して戦う」と目標を語った。

 大会は26日にオープニングセレモニーを行い開幕。27日は予選を行い、各3チームによるリーグ戦の上位2チームが28日の決勝トーナメントに進出する。

 ブレックスは予選プールCに入り、FIBAランク3位のアムステルダム(オランダ)、同6位のパルチザン(セルビア)と対戦する。前回に続き2年連続の決勝トーナメント進出のためには、格上相手に最低でも1勝を収める必要がある。

 チームは斉藤洋、ゴール下の要となる205センチのセルビア出身、テオドール・アテナソフら主力が残留。アテナソフのポストプレーを中心とした攻撃はさらに磨きがかかっており、斉藤洋は「連携は深まっている」と自信をのぞかせる。

 しかし身長2メートル超の選手が珍しくない強豪国相手に、インサイドで主導権を握り続けるのは難しい。「そこを封じられた時に、僕たち日本人選手の2点シュートが決まるかどうか」と斉藤洋。3人制バスケットボールは21点を奪った時点でノックアウト勝ちとなる。短時間の勝負であれば、シュート精度次第で番狂わせが起きてもおかしくはない。

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