中国・重慶江北国際空港口岸の出入境者数、1~3月は大幅増

中国・重慶江北国際空港口岸の出入境者数、1~3月は大幅増

入国手続きをする外国人。(資料写真、重慶=新華社配信)

 【新華社重慶5月6日】中国重慶市出入境辺防検査総站(出入境検査総合ステーション)はこのほど、今年第1四半期(1~3月)に検査した重慶江北国際空港口岸(通関地)の出入境者数が前年同期比3.9倍の延べ38万4千人、航空機が2.6倍の3200機超だったと明らかにした。空港口岸から入境した外国人は6倍の3万人近くに上り、出入境した中国本土居住者は3.3倍の約28万人となった。

 中国がフランスやドイツ、スイスなどの一般旅券所持者を対象とするビザ(査証)免除措置を実施し、シンガポールやマレーシア、タイ、ジョージアなど複数の国との間でビザの相互免除措置を適用したことで、多くの外国人が免除措置を利用して重慶を訪問している。1~3月にビザ免除で空港口岸から入境した外国人は1万2千人を超え、2023年第4四半期(10~12月)の2倍となった。

中国・重慶江北国際空港口岸の出入境者数、1~3月は大幅増

ファストレーンを利用して通関する旅客。(資料写真、重慶=新華社配信)

 外国人の入境だけでなく、諸外国・地域が実施する中国本土居住者向けのビザ免除、アライバルビザ(到着ビザ)などの措置も、中国人の海外旅行を促進している。1~3月に重慶の口岸から出境した本土居住者のうち、タイ、シンガポール、中国香港特別行政区、アラブ首長国連邦(UAE)、マレーシアに向かった居住者が最も多く、全体の半数を占めた。(記者/周文衝)

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