千厩高生が育てた玄米、商品化 一関、松勘商店とコラボ

松勘商店と千厩高がコラボして作った玄米のパックご飯

 一関市赤荻の松勘商店(松田謙治代表取締役)は、千厩高(熊谷道仁校長、生徒458人)とコラボした玄米のパックご飯を開発した。生徒が育てた「金色(こんじき)の風」を使い、市のふるさと納税の返礼品とする方向。寄付は生徒が米作りを学ぶ活動に充て、担い手確保に悩む地域農業への関心を高めてもらう。

 商品の玄米は、2023年度に生産技術科の生徒が育てた。2ミリ以上の大粒米「金色の風~雅~」を使用し、食感にこだわった。玄米は栄養価が豊富だが、炊き方が難しいイメージがあり、手軽に電子レンジで調理できる食べきりサイズとした。

 パックご飯は1パック150グラムで、松勘商店で356円で販売しているほか、一関市と平泉町の道の駅でも扱っている。

© 株式会社岩手日報社