「母の日」を前にカーネーションの出荷ピーク 群馬・前橋市

今月12日の「母の日」を前に、前橋市の園芸農家では、カーネーションの出荷がピークを迎えています。

前橋市粕川町にある園芸農家「カスカワ・シードリング・アソシエーション」では、4品種・約2万7000株のカーネーションを栽培しています。「母の日」を間近に控えた6日は朝早くから出荷作業が行われていて、約10人の従業員らが余分な花をつみとるなど鉢を整えたあと、一つ一つ丁寧に箱に詰めていきました。

この園芸農家では暖房を使用しない栽培方法に取り組んでいて、最低気温マイナス6度の過酷な環境で時間をかけて育てることで強く丈夫な花となり、長く楽しむことができるということです。また燃料の使用もひかえるため、二酸化炭素を出さず環境にもやさしいとしています。

代表の星野晃正さんによりますと、ことしは春先に暖かい日が続き例年より生育が早まったものの、ハウス内の温度を調整し品質の良い花に育てたということです。

カーネーションの出荷作業は今月10日まで続き、北海道や九州なども含め全国各地に合わせて約6万鉢が出荷されるということです。

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