公開前唯一となる試写会イベントとして行われた完成披露プレミアでは、普段とは違うドレスアップしたウマ娘キャストたちに加えて、サプライズゲストも登壇し、さまざまなトークを繰り広げた。
MCを務めた泉本奈々（実況）役の本泉莉奈さんの呼び込みのもと、まずは劇場版のメインキャストとなるジャングルポケット役の藤本侑里さん、アグネスタキオン役の上坂すみれさん、マンハッタンカフェ役の小倉唯さん、ダンツフレーム役の福嶋晴菜さんが登壇。続いて、今回のサプライズゲストであるお笑い芸人・ジャングルポケットの3人（太田博久さん、おたけさん、斉藤慎二さん）が登壇し、会場に向けて笑いを届けた。
劇場版に参加することになった時の感想を聞かれたウマ娘キャストの4人。これまでアニメでは登場することのなかった世代ということもあり、上坂さんは史実に基づいてどのように描かれるのかに注目し、小倉さんは台本をもらった時に自分たちの世代がここまで活躍するとはという印象を抱いたそう。
また、2ヶ月半前にダンツフレーム役を務めることが発表されたばかりのフレッシュな福嶋さんは、キャラクターを固めてすぐのタイミングで劇場版のアフレコに臨んだというエピソードを披露した。
そして、主人公のジャングルポケットを務める藤本さんは、映画化の話を聞いたのは初めての収録直前で、その時には驚きとともに「ウマ娘」初の映画化ということですごくプレッシャーを感じていたそうだが、最終的に登壇の4人とタナベトレーナー役の緒方賢一さん、フジキセキ役の松井恵理子さんと一緒に収録できて安心感と頼もしさがあったと振り返っていた。
劇場版「ウマ娘」の応援隊長に任命されたジャングルポケットは、略称の「ジャンポケ」が可愛かったという理由からコンビ名をおたけさんが決めたものの、初めて受けた取材でインタビュアーが発した、競走馬のジャングルポケットが東京で強かったからという理由があまりにも良すぎて肯定してしまったというエピソードで会場を沸かせる。
その後、映画のキャッチコピーである「最強はオレだ」にちなんだ、自身のある特技に関するトークでは、女性声優の中で一番年間飲酒量が多いと自負する上坂さんが、続く小倉さんが悩む様子に「かわいい王に決まっているだろう」と思わず答える一幕も。福嶋さんの「麺の摂取量」に続き、藤本さんについてはこれまた上坂さんが「女性声優の中で一番（地声と役の声の）ギャップがある」と話し、これを受けた藤本さんは役の声でカッコよく決めていた。そしてジャングルポケットの回答ではしっかりとオチがついて、再び会場を笑いに包んでいた。
最後に登壇者を代表して藤本さんが挨拶。大役への緊張感からか用意してきたコメントを飛んでしまう場面もあったが、つい数日前に完成したというほどにギリギリまでクオリティを上げようと頑張って完成した、スタッフ・キャスト一同の熱い思いがこもった作品となっており、エンドロールの最後まで楽しんでほしいと語り、挨拶を締めくくった。
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