福井のおろしそばでギネス記録に挑む…8時間で2500杯以上 福井市で5月11日催し 格安提供、来場呼び掛け

5月11日のイベントでそば販売食数のギネス世界記録を目指す宗近の宗近専務(右)ら=福井県越前市北町の同社

 製粉・製麺業の宗近(福井県越前市北町)が5月11日、福井県福井市のハピテラスで開くイベントで、そばの販売食数でギネス世界記録の樹立に挑戦する。ギネス世界記録の本部から示された認定条件は「8時間以内に2500杯以上」。価格は格安に設定し「県民一丸で福井のおろしそばを世界一に」と多くの来場を呼びかけている。

 福井県は、インターネットメディアによる「そばがおいしいと思う都道府県ランキング」で4年連続の1位を獲得。「日本一から次は世界一に挑みたい」(宗近鉄也専務)と世界記録に挑戦するおろしそば販売イベントを企画した。

 ギネス世界記録には、そば販売食数の登録がこれまでなく、今回、達成条件が英国の本部側から提示された。これまでの同社の販売実績では、たけふ菊人形への出店時が1時間に200食程度で、今回はその1.5倍以上のペースを目指す。

 おろしそばには自家製粉した県産そば粉を使い、同社直営店の半額相当の1杯350円。食券方式で、お得な5枚つづり券(1600円)、10枚つづり券(3千円)も用意する。4店舗分に当たる厨房(ちゅうぼう)設備を構え、スタッフ約70人で調理・販売に当たる。客席は立食込みで650席を設ける。

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 公式の記録員立ち会いの下、午前9時半から制限時間8時間内の販売数を食券販売や受け渡し口で厳密にチェックする。宗近専務は「北陸新幹線開業で福井への関心が高まっている。県内外の人と一緒に大記録を目指し、福井の玄関口からそばの魅力を発信したい」と意気込んでいる。

 イベントでは、巨大塗り絵やお絵かきのキッズ体験エリア、物販エリアも設ける。問い合わせは宗近=電話0778(22)0759。

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