「6回当てて1点も…」「フットボールは不公平」パリSG指揮官が不運を嘆く。ドルトムントを祝福「おめでとう。決勝でも勝ってほしいね」

現地時間5月7日に開催されたチャンピオンズリーグ・準決勝の第2レグで、パリ・サンジェルマンはドルトムントとホームで対戦。第1レグと同様に0-1で敗れ、4年ぶりの決勝進出を逃した。

キリアン・エムバペを擁するフランス王者は、押し気味に進め、放ったシュートの本数は実に31本。しかし、ポストとクロスバー直撃に泣き、最後までゴールを奪えなかった。

ルイス・エンリケ監督は意気消沈。欧州サッカー連盟の公式サイトによれば、がっくりと肩を落とし、こう語った。

「正直、我々は勝利に値したと思う。31本のシュートを放ち、4回も枠を叩いた。2戦合計では6回も当てたわけだが、1点も奪えなかった。フットボールは時にアンフェアだ。とにかくドルトムントおめでとう。彼らは素晴らしいチームだ。決勝でも勝ってほしいね」

【動画】明暗を分けたフィニッシュの質。パリSGは最後までゴールを奪えず
それでも就任1年目のスペイン人指揮官は、「(自分たちの)チームには満足している」と口に。死力を尽くした選手に労いの言葉を寄せた。

「真のスピリット。全てを出し切ったチーム。サポーターも素晴らしかった。この一体感をこれからも持ち続けたい。シャツのために汗を流した選手たち。繰り返すが、ファイナルに進んだチームを祝福しなければならない。

前半で見たプレー、2つのレグを通して見たプレーに満足している。彼らは私が求めたことをやってくれた。スピリットは素晴らしかった。もちろん、改善すべき点はあるし、それが来シーズンの課題だ。責めるべき点があるとすれば、不利に働いた運だろう」

リベンジを期すパリSGは、フィニッシュに磨きをかけられるか。絶対エースとして、長年攻撃を牽引してきたエムバペの退団が有力視されるだけに、個々のさらなるレベルアップが求められる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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