アストロズがブレグマンのサヨナラ弾でカード勝ち越し

【ブルージェイズ6-7xアストロズ】@ミニッツメイド・パーク

先発のダラス・カイケルが崩れ、初回にいきなり5点のビハインドを背負ったアストロズは、その後徐々に点差を詰め、5対6と1点ビハインドで9回裏の攻撃へ。先頭のトニー・ケンプがブルージェイズ5番手のライアン・テペラからヒットを放って出塁すると、暴投で二塁に進み、ジョージ・スプリンガーはレフトフライに倒れたものの、アレックス・ブレグマンがカウント0-2と追い込まれたあとの3球目、高めの速球を豪快にレフトスタンドへ叩き込んだ。ブレグマンの一打は土壇場で試合をひっくり返す14号逆転サヨナラ2ラン。アストロズは劇的なサヨナラ勝利を収め、ブルージェイズ3連戦を2勝1敗の勝ち越しで終えた。

「メジャーに昇格してから、おそらく最も状態が良い時期の1つだね」と調子の良さを実感しているブレグマンが、ひと振りでチームを逆転勝利へ導いた。ブレグマンはブルージェイズ3連戦の初戦で1本塁打を含む2安打を放つと、第2戦では3二塁打と1本塁打で4安打、この試合では2二塁打と1本塁打で3安打の活躍。2試合で5本の二塁打を放ったのは球団史上初の快挙であり、また、2試合連続で3本以上の長打を放ったのも1973年のセザー・セデーニョ、1999年のクレイグ・ビジオに続いて球団史上3人目のことだった。6回途中6失点ながら敗戦投手を免れたカイケルは「ブレグマンはここ数日、本当に絶好調だね」と語り、ブレグマンの活躍ぶりを称賛。「彼のおかげで素晴らしい瞬間を迎えることができたよ」と感謝を口にしていた。

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