エフリン好投&ホスキンス3ラン フィリーズ完封勝利

【ヤンキース0-3フィリーズ】@シチズンズバンク・パーク

フィリーズは2連敗で迎えたヤンキース3連戦の最終戦に先発したザック・エフリンが7回92球を投げてヤンキース打線をわずか4安打に封じ、奪三振6、与四球2、無失点の好投を披露した。打線はヤンキース先発のルイス・セッサから2回裏に二死一、二塁のチャンスを作り、リーズ・ホスキンスが逆方向へ12号3ランを叩き込んで先制。結果的にこの一発がこの試合唯一の得点となり、エフリンは今季6勝目をマークした。エフリンのあとを継いだ2番手のセランソニー・ドミンゲスは2イニングをパーフェクトに抑える好投で5セーブ目。3対0で完封勝利を収めたフィリーズはヤンキース3連戦の被スイープを回避した。

6月に入って安定感抜群のパフォーマンスを続けているエフリンがまたしても好投し、チームを勝利に導いた。この日のエフリンは安定した制球力を武器に打たせて取るピッチングを展開し、ピンチらしいピンチはほとんどなし。唯一得点圏に走者を背負った2回表二死一、二塁の場面では相手投手のセッサを空振り三振に抑え、ピンチを脱した。これで6月の5先発はいずれも5イニング以上を投げて2失点以下に抑え、5勝0敗、防御率1.76という素晴らしい月間成績をマーク。自身初の月間最優秀投手選出も取り沙汰されている。デビューイヤーの2016年は防御率5.54、昨季は防御率6.16とメジャーの舞台で苦しんできた男が、いよいよ本格開花のときを迎えているようだ。

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