好調・アスレチックスがタイガース4連戦をスイープ

【アスレチックス4-2タイガース】@コメリカ・パーク

直近10試合で8勝2敗、現在3連勝中と勢いに乗るアスレチックスが、3回表と4回表で計4点を奪って逆転勝利。敵地でのタイガース4連戦をスイープし、10試合の遠征を8勝2敗で終えた。先発のショーン・マネイアは初回にニコラス・カステヤーノスに11号2ランを浴びたものの、打たせて取るピッチングで6回2失点。打線は3回表一死一、二塁からマーク・キャナ、ジェッド・ラウリー、クリス・デービスの3連続タイムリーで逆転に成功し、4回表にはチャド・ピンダーのタイムリー二塁打で1点を追加した。7回以降はエミリオ・パガーン、ルー・トリビーノ、ブレイク・トライネンの必勝リレーでタイガース打線をシャットアウト。トライネンは今季20セーブ目をマークした。

アスレチックスのボブ・メルビン監督は「4連戦をスイープするのは簡単なことではない」と語り、4連戦スイープを実現させた選手たちの頑張りを称えた。直近12試合で10勝2敗という快進撃のなかでエンゼルスを抜き去ってア・リーグ西部地区3位に浮上し、勝率.537はリーグ6位の数字。東部地区と西部地区の上位2球団が6割を超える勝率をマークしているため、ワイルドカード圏内まではまだ7ゲームもの差があるものの、久しぶりに期待の持てるシーズンとなっている。8勝目をマークしたマネイアは「1つのチームとして戦うことができていると思う」とチームの戦いに手応えを感じている様子。「みんながチームに貢献している。だから良い雰囲気で戦うことができているんだ」というメルビンの言葉が、現在のアスレチックスのチーム状態を端的に表していると言えそうだ。

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