パクストンが8回11K無失点の快投 マリナーズ7連勝

【ロイヤルズ0-1マリナーズ】@セーフコ・フィールド

マリナーズのジェームス・パクストンが自身のボブルヘッド・デーに8回11奪三振無失点の素晴らしいピッチングを披露し、チームを今季最長の7連勝に導いた。パクストンが2回表無死一、二塁のピンチを無失点で切り抜けると、マリナーズは直後の2回裏にカイル・シーガー、ライオン・ヒーリー、ベン・ギャメルの3連打で1点を先制。その後、パクストンは対戦した打者20人のうち18人を打ち取る見事なパフォーマンスを披露し、8回110球を投げてロイヤルズ打線をわずか2安打に封じた。1点リードの最終回はクローザーのエドウィン・ディアスが圧巻の三者連続三振。パクストンはチームトップタイの8勝目、ディアスは両リーグトップ独走の32セーブをマークした。

カナダでは毎年7月1日が建国記念日として国民の祝日となっているが、その「カナダの日」にカナダ出身の左腕が見事なピッチングを見せた。三振を奪えなかったのは6回表だけで、今季7度目の2ケタ奪三振となる11奪三振を記録。ロイヤルズ打線に連打を許さず、得点圏に走者を進めたのもヒットのあとに四球を与えた2回表だけだった。「彼は今日という日を楽しんでいたね」とパクストンのピッチングを評したのはマリナーズのスコット・サービス監督。「今日はカナダの日だし、ボブルヘッド・デーだし、まさにパクストンのための一日だったね」と先発左腕の好投を称えた。マリナーズはこれで7連勝。3連敗中の地区首位アストロズとのゲーム差は0.5に縮まっており、地区首位再浮上が見えてきた。

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