新鋭・アクーニャJr.の決勝弾でブレーブスが延長戦制す

【ブレーブス5-3ヤンキース(延長11回)】@ヤンキー・スタジアム

ア・リーグ東部地区首位のヤンキースとナ・リーグ東部地区首位のブレーブスが激突する3連戦の初戦は、両先発投手が3失点で降板したあと、リリーフ陣の好投により延長戦に突入。11回表にロナルド・アクーニャJr.の7号2ランが飛び出したブレーブスが5対3で接戦をモノにした。ヤンキースは10回裏一死一塁の場面でアーロン・ヒックスが右翼線への二塁打を放ったものの、打球がスタンドに入り一塁走者は三塁でストップ。続くミゲル・アンドゥハーが敬遠されて満塁となったが、グレッグ・バードとオースティン・ロマインが連続三振に倒れ、試合を決めることができなかった。その直後にアクーニャJr.が決勝弾。ブレーブス救援陣は4人合計で5回8奪三振無失点の好投を見せ、チームの勝利に大きく貢献した。

ヒックスのサヨナラ打かと思われた打球がエンタイトル二塁打となり、アクーニャJr.のライトフライかと思われた打球は右翼手のアーロン・ジャッジのグラブをかすめてスタンドイン。わずかな差が両軍の勝敗を分ける結果となった。10回裏に一死満塁の大ピンチを背負ったジェシー・ビドルは速球、スライダー、カーブのコンビネーションでバードとロマインから連続三振を奪ってピンチを脱出。一方、11回表にマウンドに上がったデービッド・ロバートソンは一死一塁から甘く入ったナックルカーブを捉えられ、アクーニャJr.に決勝弾を浴びた。ヤンキース救援陣も5回から10回までの6イニングを無失点に抑えていただけに、ロバートソンの失投が悔やまれる結果となった。

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