ミラー・パークでミラーが押し出し四球を選びサヨナラ

【ツインズ5-6xブリュワーズ】@ミラー・パーク

ナ・リーグ中部地区の首位を走るブリュワーズが、5回表にロビー・グロスマンの4号グランドスラムにより背負った4点のビハインドを追い付き、最後は10回裏一死満塁からブラッド・ミラーが押し出し四球を選んでサヨナラ勝利を収めた。グロスマンに満塁弾を浴びたブリュワーズは直後の5回裏にマニー・ピーニャの6号ソロ、ミラーのタイムリーなどで1点差とし、9回裏にトラビス・ショウが同点の犠牲フライ。10回裏はツインズ7番手のザック・リッテルを攻めて死球、単打、四球で無死満塁のチャンスを作り、エルナン・ペレスは内野ゴロに倒れたものの、ミラーがボール4球をしっかり見極めてチームをサヨナラ勝利へ導いた。

ミラーにとってミラー・パークを本拠地とするブリュワーズは最適のチームだったのかもしれない。レイズ加入1年目の2016年に30本塁打と突如長打力が開眼したものの、昨季は打率.201と大不振。今季は48試合で打率.256、5本塁打、21打点とまずまずの成績を残していたが、有望株の昇格に伴って戦力外となり、日本時間6月11日にトレードでブリュワーズへ移籍してきた。移籍当初はAAA級でプレイしたが、日本時間6月24日にメジャー昇格を果たすと、今日の試合を含めて9試合で打率.345、1本塁打、OPS.941と大活躍。正遊撃手のオーランド・アルシアが打撃不振でAAA級降格となるなか、アルシアに代わる遊撃手として期待以上の活躍を見せている。まだ5試合とはいえ、ブリュワーズ加入後、ミラー・パークでは打率.462の高打率をマーク。ミラーがミラー・パークで躍動し続けるようであれば、地区首位に立つブリュワーズの戦力はさらに充実することになりそうだ。

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