Dバックスが強打の内野手補強 ツインズからエスコバーを獲得

昨年はワイルドカードでポストシーズンに進出したダイヤモンドバックスは今季こそ地区優勝を果たしたいところだ。そこでチームはツインズからエドゥアルド・エスコバーを獲得して内野陣のさらなる強化に成功した。ツインズで主力を担ってきたエスコバーの加入はチームにとって大きな力をもたらすはずだ。

今季のエスコバーは遊撃だけではなく、二塁や三塁も守りユーティリティプレーヤーとして攻守にわたりチームに貢献してきた。打撃では両打ちでありながらも打率.274 15本塁打 63打点の成績を残してきた。ツインズは地区2位と上位に位置しているが、首位のインディアンスとは8ゲーム差であり、ワイルドカード争いをみても12.5ゲーム差と現状でのポストシーズン進出は厳しい状況にある。また、エスコバー自身が今季オフでFAになることも考慮して内野手強化を目指しているダイヤモンドバックスに放出することを決めた。

ツインズがエスコバー放出の見返りとして獲得することになったのはガブリエル・マシエル、ジョアン・デュラン、アーニー・デラトリニダードの3人。マシエルは球団内有望株ランキング11位だった外野手で今季は1Aでプレーし、打率.287 1本塁打 16打点の成績。デュランは同19位の右腕でマシエルとチームメイトだった。ここまで15試合に先発し5勝4敗 防御率4.73を記録している。そして、デラトリニダードは長打力自慢の外野手で1Aでプレー、91試合に出場し打率.311 8本塁打 56打点と結果を残している。

ダイヤモンドバックスは先日、ジェイク・ラムがカブス戦で負傷しDL入りしたことで内野手強化が急務だった。また、チームとしては打線も元気がなくOPS.706とナ・リーグ12位に沈んでいる。ちなみに今季、エスコバーのOPS.852はチームにとって心強い数字だ。これでA.J.ポロックやポール・ゴールドシュミットらと共に強力打線を形成することができる。現在、チームは首位のドジャースとはわずかに1.5ゲーム差と逆転での地区優勝が可能な位置にいる。果たしてエスコバーの加入で勢いづくか、今後の戦いに注目だ。

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