ロシアワールドカップ開幕前にフレン・ロペテギのレアル・マドリード指揮官就任が発表され、急遽代表監督がフェルナンド・イエロに交代したスペイン代表。ドタバタしたまま大会を迎えることになったスペインはベスト16で開催国ロシア代表にPK戦の末敗北。チームはここから新たなスタートを切ることになる。
問題は、誰がチームを指揮していくかだ。すでに候補者は数名挙がっているが、スペイン『MARCA』は誰にスペイン代表を指揮してほしいかアンケートを取っている。その結果、最も人気があったのはバルセロナで大きな成功を収めたルイス・エンリケで53%、それに次ぐのがヘタフェやマラガで指揮を執ってきたミチェルで13%、エスパニョールなどを指揮してきたキケ・サンチェス・フローレスが7%、誰か他の人に任せたいという意見も9%あった。
エンリケはバルセロナでリオネル・メッシ、ルイス・スアレス、ネイマールで構成される強力3トップを軸に三冠を達成。タイトル獲得数を見ればロペテギや今回指揮を執ったイエロを大きく上回る。しかしバルセロナでは個の力に頼っていたとの指摘もあり、スペイン代表で新たなスタイルを築けるかは疑問だ。
スペインは今大会を最後にアンドレス・イニエスタが去ることになっており、チームの顔ぶれは変わっていくことになるだろう。次期監督は世代交代を含め強烈なリーダーシップが必要となるが、再び世界王者に導く手腕を持つのは誰だ。
