アストロズ9回に猛攻 グリエルの一打でサヨナラ勝ち

【ホワイトソックス3-4xアストロズ】@ミニッツメイド・パーク

前カードのレンジャーズ2連戦をモノにしたアストロズは本拠地でホワイトソックス4連戦の初戦に臨んだ。先発のジャスティン・バーランダーが7回2失点の好投もチームは勝ち越すことができず、試合は1点のリードを許したまま最終回へ。このまま終われないチームは怒涛の攻撃で瞬く間に同点に追いつくとその勢いのままサヨナラ勝ちを収めた。試合を決めたのはユリ・グリエルのバットだった。

試合は4回まで両軍とも無得点とこう着状態になっていた。試合が動いたのはアストロズの攻撃。1死からアレックス・ブレグマンがツーベースで出塁すると続くホゼ・アルトゥーベがホワイトソックス先発、カルロス・ロドンから先制2ランを放ち均衡を破った。勝利投手の権利を得たバーランダーだったが直後の6回、オマー・ナルバエスに一発を浴びるなど同点に追いつかれた。それでも7回まで投げ切り10奪三振を記録する好投を披露した。

ホワイトソックスは8回、レウリー・ガルシアがアストロズ2番手、クリス・デベンスキーから勝ち越しソロを放ち、試合が決まったかに思われた。しかし、負けられないアストロズは最終回に先頭のトニー・ケンプの四球からチャンスを広げてジョージ・スプリンガーのタイムリーで同点に追いつく。そして1死満塁で打席に立ったグリエルがホワイトソックス5番手、ホアキム・ソリアのフォーシームをライトへと運んでサヨナラ打を放ってチームを連勝に導いた。敗れたホワイトソックスは勝利まであと一歩届かなかった。

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