【調布市長選】5期目を目指す現職と新人2名の争いに。現職 長友貴樹氏 VS 新人 鮎川有祐氏 VS 新人 新井匠氏

7月1日に告示された調布市長選には、現職の長友貴樹(ながとも よしき)氏(65)、新人の鮎川有祐(あゆかわ ゆうすけ)氏(45)、新人の新井匠(あらい たくみ)氏(49)の無所属3名が立候補しました。投開票は7月8日に行われます。

今回はまちづくり政策が主な争点と考えられています。

安全・安心で暮らしやすく、活気あるまちを目指したい。現職 長友貴樹氏

長友氏は慶應義塾大学法学部政治学科卒業。日本貿易振興会(JETRO)に就職、フランスやベルギーに留学、勤務しました。1991年から1994年には中央大学の非常勤講師を務めています。2002年に同協会を退職し、同年の調布市長選に初当選。以降、4期連続で当選を果たしています。今回は5期目への挑戦となりました。

長友氏は、「次期ステージの主要目標」として以下の政策を掲げています。

防災・防犯の面で安全・安心に暮らせるまち
・地域の自主防災体制づくりへの支援
・避難所の防災機能強化・防災備蓄品の充実
・医療関係機関等と連携した緊急医療救護体制の充実
・地域との協働による防犯活動の推進・通学路の安全対策 など

子ども・若者を応援し子育てしやすいまち
・多様な保育ニーズへの対応強化(待機児童対策の推進・障害児学童クラブの新設、幼稚園保護者負担軽減など)
・子どもの貧困連鎖の防止と若者の自立支援の充実
・小・中学校の適切な維持保全・学習環境の向上と将来的な更新計画の策定
・特別支援教育の推進と不登校対策の充実 など

高齢者・障害者にやさしい誰もが安心して住み続けられるまち
・福祉圏域ごとの地域福祉コーディネーターの配置と地域の支え合い推進
・認知症高齢者等への支援と介護予防・健康長寿の取組の充実
・障害者の自立と社会参加の推進、家族への支援の充実
・市民の健康を守る「調布市受動喫煙防止条例(仮称)」の制定 など

にぎわいと交流のある活気に満ちたまち
・利便性・賑わい・うるおいを兼ね備えた駅前広場と鉄道敷地の整備
・道路網計画に基づく安全で快適なみちづくりの推進
・市内事業者と連携した商店街の活性化
・ラグビーワールドカップ・東京2020大会と連動した各種取組の推進(スポーツ・文化、産業・観光振興、平和・国際交流、福祉のまちづくり、児童健全育成・教育) など

人と自然が共生するうるおいのあるまち
・崖線樹林地等の緑の保全
・深大寺・佐須地域の里山、水辺環境の保全・活用
・都市農地の保全と都市農業育成対策事業による農業経営者支援
・ごみの減量と資源化の推進 など

調布市長選 選挙公報

わくわくするまちを作りたい。新人 鮎川有祐氏

鮎川氏は山梨県甲府市生まれ、学習院大学経済学部経営学科卒業。衆議院議員の伊藤達也氏政務担当秘書を経て2003年の調布市議選から4期連続当選。2015年から2017年に議長を務めました。今回の立候補により4期目の途中で市議を辞職しました。

鮎川氏は「まちづくりは、わくわくしなくちゃ!」をスローガンに以下の政策を公表しています。

輝け! こどもたち
・在宅子育て支援!→2歳まで子育て支援金の給付。
・中学3年生まで医療費無料化!→成長期をサポート。
・わくわく広場!→全力で遊べる公園をつくります。
・危険から守る!→通学路の総点検と防犯カメラの設置。

目で味わう調布!
・花と緑でまちを彩る。
・2020オリパラ競技開催地。
舌で味わう調布!
・都市農業を支援。
・地場の安全な食を提供。

輝け!おとなたち
シニア世代をサポート!→健康増進プロジェクト。
まちのバリアフリー化!→バリア確認と整備。
商店街や中小企業の活性化!→まちおこしプロジェクト。

市役所改革の実施
・女性躍進!→女性副市長の登用、女性視点のまちづくり。
・市長の退職金減額!→現状なら5期20年で8,000万円。
・事業の見直し!→事業仕分けの徹底、歳出改善。
・企業誘致!→人口増加と雇用の創出で地域再生、税収アップ。

宝さがしのまち調布
・日本一の駅前広場 取り戻せ!豊かな緑と子どもが全力で遊べるわくわく広場
・東部地域 芸術文化の拠点に!若者チャレンジ応援宣言のまち
・南部地域 多摩川と映画産業の融合!やすらぎとロケのまち
・西部地域 スポーツの聖地に!心技体のまち
・北部地域 深大寺を世界に発信!都有地活用、一大観光名所のまち

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暮らし・意識・市政に改革を起こしたい。新人 新井匠氏

新井氏は府中市出身、早稲田大学教育学部卒業。フリーの出版プロデューサーなどを経て、現在は株式会社sakuramomoの社長を務めています。2016年には日本政策学校10期生として政治を学びました。

新井氏は自らのホームページにおいて政策を発表しています。

暮らし改革 居る人も来る人もが憧れる“みんなの声 ”が創る美しい街並み
・緑豊かにデザインされた駅前広場と市内全域の街作りに拘ります。
・深大寺や野川、多摩川といった観光名所への歩道整備を進めます。
・市長と語る会や個別面談の機会を最優先にすることを約束します。
・開発優先ではなく建物の老朽化や耐震対策を後回しにはしません。

意識改革 シニア・現役・子供の三世代が連鎖的に幸せになる穏やか政策
・待機児童の解消と地域が育てるコミュニティプラザを設置します。
・働き世代に手厚い施策を実行することで、全世代を豊かにします。
・高等教育費の公費負担・無利子貸与の実施で働き世代をサポート。
・あなたを独りにはしない 。在宅医療やエンディングプランの充実 。

市政改革 新井たくみが目指す市政改革。見せましょう!「民間のチカラ」
・市長任期を2期8年と条例で定め、癒着やシガラミを排除します。
・リスクマネジメントを強化し、市役所内の隠蔽基質を改善します。
・企業と連携し、経験豊富な民間人の議員参加を積極的に促します。
・日本一のスポーツ都市としての環境整備と国際大会を誘致します。

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