イングランドにとってスウェーデンは最悪の相手? 1990年以降続く北欧勢との悲惨な戦績とは

2006W杯でもスウェーデンに苦戦 photo/Getty Images

ロシアワールドカップ準々決勝でスウェーデン代表と対戦するイングランド代表は、戦力だけを見ればスウェーデンを上回っている。スウェーデンのベスト8入りは完全なサプライズで、イングランドのサポーターは準決勝進出に大きな期待をかけているだろう。

しかし、イングランドにとっては不気味なデータがある。1990イタリアワールドカップ以降、イングランドはEUROとワールドカップにおいて北欧勢に苦戦しているのだ。スペイン『as』が特集しているが、イングランドは1990年以降のメジャートーナメントにおいて北欧勢と13度戦って勝利したのは僅か3試合のみ。選手層では確実に相手を上回っているゲームもあったのだが、なぜか勝てない。

勝利したのは2002日韓ワールドカップ欧州予選のフィンランド戦(2-1)、2002日韓ワールドカップ決勝トーナメント1回戦のデンマーク戦(3-0)、EURO2012グループステージのスウェーデン戦(3-2)の3度となっており、EURO2016で北欧のアイスランド代表に1-2で敗れたのも記憶に新しい。

同メディアは「北欧勢相手の悪夢の歴史」と取り上げているが、イングランドはそれを振り払うことができるのか。スウェーデンとはEURO1992グループステージで1-2、EURO2000予選で1-2、2002日韓ワールドカップ・グループステージで1-1、2006ドイツワールドカップ・グループステージで2-2と、EURO2012のゲームを除けば苦戦が目立つ。今回も戦力通りの楽な展開とはならなさそうだ。

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