ピベッタ力投で6勝目 フィリーズが単独地区首位に浮上

【フィリーズ5-4オリオールズ】@オリオール・パーク・アット・カムデンヤーズ

3回表にカルロス・サンタナのタイムリーなどで2点を先制し、ホルヘ・アルファーロが6号ソロを含む3安打3打点の活躍を見せたフィリーズが、オリオールズの反撃に遭いながらも1点差でなんとか逃げ切り。試合のなかったブレーブスに0.5ゲーム差をつけてナ・リーグ東部地区の単独首位に浮上した。フィリーズはアルファーロが4回表に2点タイムリー二塁打、6回表に6号ソロを放ち、6回表終了時点で5点をリード。その後、トレイ・マンシーニとジェイス・ピーターソンの二者連続本塁打などで1点差に迫られたものの、細かな継投で逃げ切った。7回途中3失点の力投を見せたフィリーズ先発のニック・ピベッタは6勝目(7敗)をマーク。一方、オリオールズは先発のケビン・ゴーズマンが5回12安打5失点と打ち込まれた。

6月に防御率7.71、被打率.330と打ち込まれ、一時はブルペンへの配置転換も経験したピベッタが、日本時間5月22日以来となる先発での勝利をマークし、良い形で前半戦を終えた。「とりあえず良い形でオールスター・ブレイクに入ることができたと思う」とピベッタ。7回裏二死からマンシーニに12号2ランを浴びたところで降板となり、7イニングを投げ切ることはできなかったものの、長期にわたる不振を脱し、自信を取り戻したようだ。ゲーブ・キャプラー監督は「彼は自信を取り戻すためにこういう試合が必要だった」とコメント。「最近はブルペンに負担が掛かっていたし、長いイニングを投げてくれて助かったよ。素晴らしい仕事だった」とピベッタの力投を称えていた。

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