〔熱中症〕7月9日から7月15日の7日間で9956人搬送、搬送者数が前週に比べ3.7倍増

総務省消防庁は18日、熱中症による救急搬送状況(速報値)を公表しました。
7月9日から7月15日の7日間における全国の救急搬送者数は9956人で、前週(2722人)に比べて7234人増加し、前年同期(7414人)と比べて2542人増加しました。
傷病の程度別では、初診時において死亡が確認された人は12人で、前週(3人)に比べて9人増加しました。また、3週間以上の入院加療を必要とする重症者は189人で、前週(71人)に比べて118人増加しました。
年齢別では、満65歳以上の高齢者が4593人で、全体の46.1%を占めています。
発生場所別では、住居が3432人と最も多く、全体の34.5%を占めています。
また、都道府県別では、大阪府が752人と全国で最も多く、次いで東京都が704人、愛知県が687人となっています。

気温や室内の温度が高い状況下では、体内の水分や塩分のバランスが崩れ、体温の調節機能が働かなくなることによって、体温の上昇・めまい・立ちくらみ・体のだるさ・頭痛・吐き気などの症状を呈し、重症化すると、けいれんや意識の異常など、様々な障害を引き起こします。こまめな水分・塩分の補給、扇風機やエアコンの利用などにより、熱中症の予防に努めましょう。

■熱中症による全国の救急搬送状況(2018/7/9~7/15・速報値)
・救急搬送者数:9956人
※前週比7234人増、前年同期比2542人増

<日別>
・7/9(月):825人
・7/10(火):1312人
・7/11(水):1107人
・7/12(木):709人
・7/13(金):1101人
・7/14(土):2152人
・7/15(日):2750人

<傷病の程度別> ※初診時の状況
・死亡 :12人
・重症 :189人
・中等症:3121人
・軽症 :6569人
・その他:65人

<年齢別>
・18歳未満:1632人
・18~65歳:3731人
・65歳以上:4593人

<発生場所別>
・住居(屋内外を含む):3432人
・工事現場や工場などの仕事場:1036人
・農・畜・水産作業の仕事場(田畑・海など):312人
・教育機関:740人
・屋内(飲食店・病院・劇場など):824人
・屋外(競技場・屋外駐車場など):1706人
・道路:1323人
・その他:583人

<都道府県別> ※上位5都道府県まで
・大阪府:752人
・東京都:704人
・愛知県:687人
・兵庫県:576人
・埼玉県:575人

◆総務省消防庁|熱中症情報
http://www.fdma.go.jp/neuter/topics/fieldList9_2.html
※総務省消防庁は、上記Webサイトに熱中症の予防啓発コンテンツを設置し、熱中症の予防を呼び掛けています。

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