総裁選まで2ヶ月弱、安倍氏の優位性はやや強まる?|7月中旬 世論調査まとめ

今年9月7日告示20日投開票で実施が予定されている自民党の総裁選。2ヶ月弱後に迫っていることもあり報道機関各社が「次の総裁に誰がふさわしいか」という旨の世論調査を実施しています。7月中に行われ、現時点までに有効回答数や回答を公開している報道機関2社の調査の結果をまとめ、比較しました。なお、両社の調査日や設問の選択肢等は異なるため、あくまでも参考値としてご覧ください。

内閣支持率や政党支持率に関してのまとめは以下をご参考ください。
【関連】内閣支持率は上昇傾向、支持が上回る調査も。ふたたび「自民党安定期」か?|7月 世論調査まとめ  >>

大きな変化なし。安倍氏微増、石破氏微減か

内閣支持率がやや微増の傾向はありますが、「次期総裁にふさわしい人物」には大きな変動は見られません。ただ、安倍晋三現総裁の支持がわずかに強まってきたように見えます。

朝日新聞の調査では「次の自民党総裁にふさわしいのは誰だと思いますか」との設問に、安倍氏と回答した人は6月時点の調査よりも1ポイント上昇の28%、対抗馬と目される石破茂元幹事長は変化なしの23%となっています。

JNN(TBSテレビ)の調査では6月時点で安倍氏23%、石破氏35%との回答だったことに対し、今回の調査では安倍氏25%、石破氏32%という結果になっており、安倍氏がプラス2ポイント、石破氏がマイナス3ポイントとなっています。

安倍氏や石破氏のほかに、岸田文雄政調会長や野田聖子総務相などの名前が挙がっていますが、安倍・石破両氏に大きく離される結果となっています。

<参考>
JNN(TBSテレビ) 世論調査(7月7‒8日実施、回答数1200)
朝日新聞 世論調査(7月14‒15日実施、回答数1941)
(データ分析・執筆協力:若林良)

© 選挙ドットコム株式会社