ビュテラが決勝ランニング本塁打 ロイヤルズ3連勝

【ツインズ3-5ロイヤルズ】@カウフマン・スタジアム

ロイヤルズは2対2の同点で迎えた7回裏にドリュー・ビュテラの2号ランニング本塁打で3点を勝ち越すことに成功し、その後のツインズの反撃を1点に抑えて5対3で逃げ切り。本拠地でのツインズ3連戦をスイープして勝率を3割台に乗せた(.306)。7回裏二死一、二塁のチャンスでビュテラがトレバー・ヒルデンバーガーの外角低めへのスライダーをセンターへ弾き返し、センターのジェイク・ケイブがこれを後逸。打球が転々とする間に34歳のビュテラがダイヤモンドを駆け抜け、外野からの返球よりも先に本塁へ滑り込んだ。ロイヤルズ先発のブラッド・ケラーは7回3失点の力投で今季3勝目(4敗)。一方、ツインズは先発のジェイク・オドリッジが6回2失点(自責点1)と好投したものの、リリーフ陣が誤算だった。

打球をケイブが後逸したのを見た瞬間、ビュテラは「三塁まで行ける」と思ったという。転々とする打球を見ながら「(カバーに入る)左翼手か右翼手が倒れでもしない限り、ホームまで走ることはないだろう」と考えていたビュテラだが、三塁へ向かうところで三塁ベースコーチの指示を見ると、腕を回して「本塁突入」の合図。「オーマイガー!って感じだったよ。もちろん走り続けたけどね」と34歳のベテラン捕手は必死の走塁で本塁へ滑り込んだ。バットで決勝ランニング本塁打を放ったビュテラは、守備面でも新人右腕のケラーを好リードしてチームの勝利に貢献。正捕手のサルバドール・ペレスをサポートする2番手捕手が存在感を示した一戦となった。

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