試合序盤の猛攻でパイレーツが快勝 22年ぶりの11連勝

【パイレーツ9-4インディアンス】@プログレッシブ・フィールド

10連勝中と勢いに乗るパイレーツがインディアンス先発のシェーン・ビーバーから2回までに7点を奪う猛攻を見せ、9対4で勝利。チームでは1996年9月12~22日(現地時間)以来22年ぶりとなる11連勝を達成した。パイレーツは初回にスターリング・マーテイの16号2ランで先制し、2回表にはコリー・ディッカーソンの2点タイムリー三塁打、マーテイのタイムリー、グレゴリー・ポランコの18号2ランで5点を追加。あっという間にビーバーをノックアウトした。序盤に大量援護をもらった先発のジョー・マスグローブは7回5安打2失点の好投で今季4勝目(4敗)。トレード市場では売り手に回ると見られていたパイレーツだが、ワイルドカード圏内との差をジワジワと詰めており、一転、買い手に回る可能性も出てきた。

シーズン開幕からの43試合で26勝17敗の好スタートを切った今季のパイレーツは、続く45試合で14勝31敗と急失速。しかし、ここにきて再び上昇気流に乗り、ポストシーズン争いに参戦している。マスグローブは「連勝は投手の活躍から始まるんだ。試合に勝つためには僕たち投手陣が得点を与えないことが重要だからね」と語る。もちろん、投手が自信を持ってピッチングをするためには打線の援護も不可欠であり、「打線が7~8点の援護をくれるのは投手の助けになっている」とマスグローブは打線への感謝を口にする。結局のところ、連勝が続いているのは投打がしっかり噛み合っていることが大きい。「今はチームの全員が自分の役割をしっかり果たすことができていると思うよ」というマスグローブの言葉が、パイレーツの現状を的確に表していると言えそうだ。

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