ホワイトソックス逆転勝利 田中7回4失点で今季5敗目

【ホワイトソックス6-2ヤンキース】@ヤンキー・スタジアム

オリオールズ4連戦をスイープして首位レッドソックスとのゲーム差を6に縮めるなど勢いに乗るヤンキースは、5連勝を目指して田中将大が先発。4回表無死満塁のピンチを無失点で切り抜けるなど5回までホワイトソックス打線をゼロに抑えていた田中だが、6回表一死満塁からヨアン・モンカダのタイムリー二塁打とニッキー・デルモニコの犠牲フライで3点を奪われて逆転を許し、7回10安打4失点で今季5敗目(9勝)を喫した。ヤンキースは手痛い逆転負けにより試合がなかったレッドソックスとのゲーム差が6.5に拡大。田中はチームの勢いを持続させるようなピッチングを展開することができなかった。

不本意なピッチングに終わった田中とは対照的に、ホワイトソックス先発のカルロス・ロドンは4回裏にグレイバー・トーレスに20号先制2ランを浴びたものの、7回2安打2失点の好投を披露。田中に投げ勝ち、今季6勝目(3敗)をマークした。「今日は守備に助けてもらった」と野手陣への感謝を口にしたロドンだが、8月に入って5先発で3勝0敗、防御率1.80と見事なパフォーマンス。ヤンキースのアーロン・ブーン監督は「ロドンは本当に良いボールを投げていた。何度かチャンスはあったけど、それを生かすことができなかったね」と敵軍左腕の好投を称えた。なお、ヤンキースは今季21本塁打のミゲル・アンドゥハーに続いてトーレスがシーズン20本塁打に到達。球団史上初となる「新人20本塁打コンビ」が誕生した。

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