ナショナルズ・ロアーク 8回11K無失点の快投で4勝目

【ナショナルズ7-3ブリュワーズ】@ミラー・パーク

ナショナルズは先発のタナー・ロアークが今季最高のピッチングで4勝目(12敗)をマーク。ブリュワーズ3連戦の被スイープを回避し、借金を1に減らした。ロアークは3回裏に三者連続で空振り三振を奪うなどボールに威力があり、4回裏二死一、三塁のピンチもタイラー・サラディーノを見逃し三振に抑えて脱出。8回裏二死走者なしの場面でエリック・テームズから見逃し三振を奪い、8回106球を投げて被安打3、奪三振11、与四球1、無失点という快投を締めくくった。ナショナルズは初回にダニエル・マーフィーのタイムリーなどで3点を先制し、5回表にブライス・ハーパーが25号3ラン、6回表にはフアン・ソトが11号ソロを放って大量7点をリード。最終回にリリーフ陣が3点を失ったものの、7対3で勝利を収めた。

ナショナルズのデーブ・マルティネス監督は「こういう試合を毎日したいね」と投打が噛み合った一戦を振り返った。開幕前には絶対的な地区優勝候補と目されながら、ここまで借金1で地区3位という体たらく。投打とも期待されたほどのパフォーマンスを見せることができていない。しかし、マルティネスは「先発投手が6~7イニングを投げてくれれば、我々はいろんなことができるんだ」と先発投手の仕事ぶりをチーム浮上のカギに挙げる。「我々の打線は今日の試合のように破壊力を秘めている。(先発投手が)試合を壊さなければ、勝つチャンスがあるんだよ」とマルティネス。現在は大黒柱のマックス・シャーザーに「おんぶにだっこ」のような状況だが、ロアークやジオ・ゴンザレスが本来の姿を取り戻せば、上位追撃も決して不可能ではないはずだ。

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