ブンデスリーガではバイエルンの一強状態が続いてきたが、今季は他クラブにもチャンスがあるかもしれない。バイエルンは指揮官がニコ・コバチに代わり、まだ青年指揮官コバチにはビッグクラブで何かを勝ち取った経験がない。バイエルンでどのような結果を残せるかは未知数だ。
独『Bild』によると、レヴァークーゼンを指揮するハイコ・ヘルリッヒはドルトムントを今季の優勝候補に挙げている。ヘルリッヒは、「私は昨季もドルトムントを選んでいたが、それにこだわるよ。ドルトムントはスーパーな戦力を誇るし、補強もされた。ルシアン・ファブレが秩序を取り戻すだろう」と述べている。昨季の予想は外れたが、今季も同じ予想をしているのだ。
ファブレを迎えたドルトムントは今夏の動きが積極的で、マインツからDFアブドゥ・ディアロ、レアル・マドリードからDFアクラフ・ハキミをレンタル、フランクフルトからMFマリウス・ヴォルフ、ブレーメンからMFトーマス・デラネイを獲得。点取り屋の部分には不安も残るが、質の高い陣容が揃っているのは間違いない。
近年の状況から、ブンデスはどうせバイエルンのものと決めつけているサッカーファンも多いかもしれないが、今季は絶対王者を止める絶好のチャンスと言えるのではないだろうか。