カーペンター30号決勝アーチ カージナルスが接戦制す

【カージナルス3-2マーリンズ】@マーリンズ・パーク

カージナルスが終盤に2本のホームランで試合をひっくり返し、逆転勝利を収めた。マーリンズ先発のパブロ・ロペスを打ちあぐね、6回まで無得点に抑えられていたカージナルスは、2点ビハインドの7回表にポール・デヨングが10号2ランをレフトスタンドに叩き込んで同点。続く8回表にはマット・カーペンターがリーグ単独トップとなる30号ソロを放ち、勝ち越しに成功した。カージナルス先発のマイルズ・マイコラスは7回2失点の好投で今季12勝目(3敗)。1点リードの最終回を締めくくったバド・ノリスは22セーブ目をマークした。

継続中の記録としてはメジャー最長の25試合連続出塁がストップの危機に瀕していた8回表、カーペンターはライトへの30号勝ち越しソロで自身の記録を26試合連続に伸ばすとともに、チームを勝利に導いた。すでにシーズン本塁打の自己記録を更新しているカーペンターにとって自身初のシーズン30本塁打到達であり、先頭打者アーチが多いこともあって30本のうち26本はソロ本塁打。また、カージナルスの左打者がシーズン30本塁打を達成したのは2004年のジム・エドモンズ以来14年ぶり15人目の快挙となった。連続出塁中の26試合は打率.365、出塁率.491、長打率1.000と絶好調のカーペンター。その驚異的な活躍によりMVP候補の1人に挙げる声すら聞こえ始めている。

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