台風13号、房総の東海上を進む 川崎で1人けが

 台風13号は房総の東海上を進んだため、県内への風雨の影響は比較的少なかった。横浜地方気象台によると、降り始め(6日午後4時)から9日午前5時までの総雨量は相模原市緑区で103・5ミリ、小田原市は91・0ミリ、山北町では87・5ミリだった。最大瞬間風速は三浦市で21・5メートル、横浜市中区では19・5メートルを記録した。

 また川崎市によると、同市川崎区の女性(67)が8日夜、自宅近くの路上で風にあおられて転倒、足の骨を折るけがを負った。

 7月の台風12号で県西部の沿岸部に大きな被害が出たことから高波への警戒も広がったが、小田原市などの海沿いを走る国道135号、真鶴道路や西湘バイパスの通行止めは、9日朝に解除された。

© 株式会社神奈川新聞社