プレミアリーグ史上初の珍事! トッテナム、今夏の移籍市場で衝撃の“補強ゼロ” 

昨季と同じメンバーで新シーズンの開幕を迎えることとなったトッテナムのポチェッティーノ監督 photo/Getty Images

9日、まもなく開幕を迎えるプレミアリーグの移籍市場が、他の欧州主要リーグよりも一足先に幕を閉じた。今夏の移籍市場で、珍しい記録が生まれている。

才能溢れる若手を多く抱え、近年急成長を遂げるトッテナム。タイトルこそないものの、ここ3シーズン連続でプレミアリーグのトップ3に入るなど、半世紀以上ぶりのリーグ制覇まであと一歩のところまで迫っている。こういった状況もあり、今夏の移籍市場でどのような選手を補強するのかに注目が集まっていた。

しかし、移籍市場が開かれても、トッテナムはなかなか補強を行わず。インテルMFジョアン・マリオなど期間終了間際にも移籍の噂が地元メディアに報じられていたが、結局最後まで新たな選手を獲得することはなかった。データサイト『WhoScored.com』などによると、夏の移籍市場制度が導入された2003年以降、「補強ゼロ」に終わったのはプレミアリーグ史上初とのことだ。なお、フリーの選手ならまだ獲得は可能である。

ただ、今夏の移籍市場で補強を行わなかったトッテナムだが、ここまで昨季のメンバーからチームを去った選手もいない。他リーグの移籍市場はまだ開かれているため、できることならばこのまま移籍する選手を出したくないところだ。

はたし、トッテナムは昨季の戦力にさらなる磨きをかけ、今季こそ悲願のタイトルを獲得することができるのか。

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