アスレチックスが逃げ切り マリナーズの反撃及ばず

【マリナーズ6-7アスレチックス】@オークランド・コロシアム

地区首位・アストロズとの4連戦をスイープして勢いに乗るマリナーズをアスレチックスが本拠地で迎え撃った一戦は、試合終盤にマリナーズが猛反撃を見せたものの、アスレチックスが1点差で逃げ切り。アスレチックスはマリナーズの連勝を4で止めるとともに、自軍の連勝を3に伸ばした。3回までに4点を先行したアスレチックスは、3点リードの6回裏にマット・チャップマンとジェッド・ラウリーのタイムリー二塁打で3点を追加。8回表に2点、9回表に3点を返され、さらに一打同点、長打が出れば逆転というピンチを迎えたものの、最後はクローザーのブレイク・トライネンがマリナーズの主砲、ネルソン・クルーズを空振り三振に仕留めて1点リードを守り抜いた。

アスレチックスが直近49試合で37度目となる勝利を収め、試合がなかったアストロズとのゲーム差を2に縮めることに成功した。今季31セーブ目をマークしたトライネンは「シーズン中には好不調の波があるものなんだ。僕たちの不調期はシーズン序盤だった」と語り、現在のチームの好調ぶりを強調。50試合前には首位と11.5ゲームの差がついていたが、今や完全に地区優勝を狙える位置につけている。「打順が2番になってから素晴らしい活躍をしているね」とボブ・メルビン監督が評価したのは3安打2打点の活躍を見せたチャップマン。指揮官は「メジャーのレベルに慣れてきて、相手投手の攻めも勉強している。攻撃面でも守備面でも自信を持ってプレイしているね」と若手三塁手の成長に目を細めた。

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