線材加工の安田工業、仙台工場に直線機を移設

 線材加工メーカーの安田工業(本社・東京都千代田区、社長・荒木信仁氏)は、仙台工場(宮城県岩沼市)に八幡工場(福岡県北九州市)から遊休設備となっていた直線機を移設して、ナマシ鉄線の直線加工を強化する。また搬送体制を増強し、デリバリーやサービス面を向上させる。

 移設するのは八幡工場で遊休設備となっていた直線機2基で、このほか仙台工場でも遊休設備となっていた直線機を稼働させ、全6基体制でナマシ鉄線の直線加工を強化する方針だ。線径は2ミリ~5ミリまで可能。長尺サイズは最大6メートルまで対応する。

 ナマシ鉄線の直線加工能力を強化するとともに、配送用のトラックも増台してデリバリー体制も充実させる。小ロット、迅速配送に対応することで、サービス面の向上を図る。

 荒木社長は「直線加工などの高付加価値製品のさらなる受注拡大とともに、デリバリーなど需要先へのサービス面の向上に努めたい」としている。

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