ニューカッスルは十分な補強ができていない。これは今夏常に言われてきたことだ。スイス代表DFファビアン・シェア、アルゼンチン代表DFフェデリコ・フェルナンデス、韓国代表MFキ・ソンヨン、FWサロモン・ロンドン、そして日本代表FW武藤嘉紀。決して悪い補強とは思えないが、プレミアリーグの他クラブと比較すると物足りないと感じるのも事実だ。
例えば昇格組のフラムがジャン・ミシェル・セリやアンドレ・シュールレ、ウェストハムがジャック・ウィルシャーやクラブ史上最高額でフェリペ・アンデルソンらを獲得していることを考えれば、ニューカッスルの補強は規模が小さいと言える。
地元紙『Chronicke Live』によると、武藤と同じく前線の新戦力となったロンドンも補強が不十分だと言われていることを理解している。しかし、それは忘れて勝利のみを求めて戦うと頭を切り替えているようだ。
「全てのチームが良いチームを作るために多くのお金を投じている。難しい戦いとなるだろう。だが、僕たちは自分たちのことだけを考えないといけない。それがチームにとってより重要なことだからね」
最終的に補強が不十分だったかどうかを決めるのは武藤、ロンドンのFWコンビの働き次第だろう。昨季のニューカッスルは得点力不足を指摘されていただけに、そこさえクリアできれば補強不足を指摘する声は少なくなってくるはずだ。