実は闇雲な駆け込み補強じゃなかった エヴァートンが貫いていた1つの”ルール”とは

リシャルリソンのゴール喜ぶエヴァートンの選手たち photo/Getty Images

プレミアリーグの移籍市場閉幕間際に駆け込み補強をおこなったことで話題を呼んだエヴァートンだが、闇雲に選手を獲得したわけではない。駆け込み補強ながら、しっかりとチームの方針を守りながら補強を進めていたのだ。

その方針とは、25歳以下の選手を獲得するというもの。英『Liverpool Echo』によると、エヴァートンのマルセル・ブランズFDは将来性を重視した補強を心がけており、原則25歳歳以下の選手を狙う戦略の下で動いているという。

「選手のキャリアでベストな時期は25歳から32歳。我々は25歳以下の選手に投資するよう試みている」とは、ブランズFDの言葉だ。プレミアリーグのスピーディーでパワー溢れる展開に合わせるべく、25歳以下の選手を獲得。プレミアリーグの環境に慣れてきた頃にはキャリアのピークに達しているというのがエヴァートンの狙いだ。

実際今夏獲得された選手を見ても、バルセロナから獲得したDFリュカ・ディーニュ、MFアンドレ・ゴメス、シャフタール・ドネツクから獲得したMFベルナルジは25歳、バルセロナから獲得したDFジェリー・ミナが23歳、チェルシーからレンタルで獲得したDFクルト・ズマは23歳、ワトフォードから獲得したFWリシャルリソンは21歳と、クラブの方針通りだ。

同メディアによればエヴァートンのチーム平均年齢は24歳と9ヶ月となっており、今季のプレミアで2番目に若い構成になっているという。駆け込み補強で今夏の陣容を豪華にしただけでなく、2、3年先を見据えた補強となっており、今後のエヴァートンが楽しみだ。

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