トビー・アルデルヴァイレルト、ジェローム・ボアテング、ハリー・マグワイアなど、今夏マンチェスター・ユナイテッドの獲得候補に挙がっていたセンターバックは何人かいた。前線、中盤以上にセンターバックの補強が不可欠だったはずで、サポーターも誰か1人は実力者が来てくれるはずと信じていただろう。
ところが、誰もやってこなかった。確かにセンターバックの頭数はそれなりに揃っている。エリック・バイリー、クリス・スモーリング、フィル・ジョーンズ、ヴィクトル・リンデロフらがいるが、彼らにプレミアを制するだけのクオリティがあるかどうかは別の話だ。
しかもマンUは序盤戦からいきなりセンターバックが嫌な形で目立ってしまった。第2節のブライトン戦ではリンデロフが相手のFWにあっさりマークを外されて失点し、バイリーもPKを献上。2-3の敗戦にセンターバックが関わってしまったのは痛い。英『METRO』によれば、サポーターはSNS上でセンターバックを補強しなかったクラブに不満を漏らしているという。
「これは全てモウリーニョの責任か?そうじゃない」
「アルデルヴァイレルトは必要じゃないとはウッドワードの言葉だ」
リンデロフのプレイなどはモウリーニョが1から改善することではなく、プレミアリーグのレベルとなればある程度のレベルのセンターバックがいないと優勝は難しい。モウリーニョの責任ではないとの意見もサポーターから挙がっているようで、やはりセンターバックを補強できなかったのは大問題だったか。