【MLB】前田健太、打者6人を無安打4Kの完璧斬りも…復帰の守護神が2被弾でド軍敗戦

2回を投げ4奪三振無失点の好救援をみせたドジャース・前田健太【写真:Getty Images】

1点ビハインドで同点呼び込む快投、9回はジャンセンが登板も…

 ドジャースの前田健太投手は20日(日本時間21日)の本拠地カージナルス戦の7回から4番手で登板。2回を投げて無安打無失点4奪三振と完璧な投球を見せた。打線は7回に1点を奪って同点に追いついたが、この日から復帰した守護神ジャンセンが前田の後を継いで9回に登板し、痛恨の2被弾。3-5で敗れた。

 ドジャースは先発ウッドがマルティネスに先制ソロを浴びると、5回には再びマルティネスにタイムリーを浴びる。さらに、2番手バエスが押し出し四球を与えて0-3に。しかし、直後の5回の攻撃でチャンスを作り、マチャドのタイムリーとベリンジャーの犠飛で2点を返した。

 前田は追い上げムードの中、2-3の1点差で7回のマウンドへ。先頭デヨングはチェンジアップで空振り三振に仕留めると、続くオズナは外角低めへのスライダーで空振り三振。最後はウィスダムをスライダーで二飛に打ち取り、完璧な投球で3者凡退に抑えた。

 ドジャースはその裏、マンシーのタイムリーで同点に追いつく。前田は8回も続投すると、ベイダーを外角へのスライダーで空振り三振。ウォンはカウント2-2から外角低めへの93マイル(約150キロ)の直球で見逃し三振に仕留め、最後はペーニャを直球で遊飛に仕留めてマウンドを降りた。

 しかし、ドジャースは9回に登板したジャンセンが誤算。不整脈で故障者リスト(DL)入りしていた守護神はこの日復帰したが、先頭ジョーコにソロ弾を被弾。さらに、続くカーペンターにもソロ弾を浴びた。ドジャースはそのまま敗戦。前田の快投は勝利につながらなかった。

 それでも、配置転換後2度目の登板で快投。ジャンセン復帰後も前田を救援として起用することを明言した指揮官の信頼に応えた形だ。この日は29球を投げてストライクは19球。2回無安打無失点4奪三振という完璧な投球で防御率は3.78となった。(Full-Count編集部)

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