ブリュワーズがWカード圏内を死守 ショウ逆転2ラン

【レッズ2-5ブリュワーズ】@ミラー・パーク

ロッキーズ、フィリーズと並んでナ・リーグのワイルドカード争いで首位に立つブリュワーズ。本拠地ミラー・パークでのレッズ3連戦の初戦は、先発のチェイス・アンダーソンが2回表にエウヘニオ・スアレスに28号ソロ、フィリップ・アービンに4号ソロを浴び、2点を追う展開となったものの、試合中盤に逆転に成功し、5対2で勝利を収めた。5回裏にクリスチャン・イェリッチの20号ソロで1点差に詰め寄ったブリュワーズは、6回裏にトラビス・ショウが25号逆転2ラン。8回裏にも2点を追加し、この日試合がなかったロッキーズとフィリーズに0.5ゲーム差をつけてワイルドカード争いで単独首位に浮上した。

ワイルドカード2位にロッキーズ、フィリーズ、カージナルスの3球団が並ぶという大混戦のなか、レッズ相手に逆転勝利を収めたブリュワーズがワイルドカード争いを一歩リードした。アンダーソンが6回2失点と試合を作ったあとは、自慢の強力ブルペン陣を投入し、2番手のジョシュ・ヘイダーが2イニング、3番手のジェレミー・ジェフレスが1イニングを無失点。逆転後、レッズに反撃を許さなかった。「僕たちがリードを奪ってヘイダーが登板すれば、大抵の場合、良いことが起こるんだよ」とショウが語るように、強力ブルペン陣はチームメイトからも絶大な信頼を得ている。カブスとの地区優勝争い、そして数球団とのワイルドカード争いを戦い抜くうえで、ヘイダーら救援陣はブリュワーズの大きな武器となりそうだ。

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