【台風19号・22日】土砂災害や高波に警戒

 非常に強い台風19号は22日午前8時現在、長崎県・五島市の南南西約280キロの海上を時速20キロで北西へ進んでいる。宮崎地方気象台は土砂災害やうねりを伴った高波に警戒を、低い土地の浸水や河川の増水などに注意を呼び掛けている。

 同気象台によると、本県は南部全域と北部の一部が風速15メートル以上の強風域に入っているとみられ、夕方までに全域が強風域を抜ける見込みという。

 県危機管理課によると、同7時40分現在、高千穂、日之影町で計28世帯、33人が自主避難している。都農町と串間市に出されていた避難準備情報は、同6時半までに解除された。

 台風接近を受け、JR九州は同日、日豊線の特急列車計11本のほか、宮崎空港線の宮崎-宮崎空港間の1本を運休、日南線の運転を始発から見合わせている(同7時半現在)。

 運休する特急列車はいずれも午前中の便で、宮崎市と延岡市や大分県佐伯市を結ぶ「にちりん」と「ひゅうが」の上下計5本、宮崎市と鹿児島市を結ぶ「きりしま」の上下計6本。宮崎カーフェリーは同日の宮崎-神戸の欠航。空の便は同9時現在、通常運航を予定している。

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