アストロズ6併殺打も接戦制す 地区首位タイをキープ

【アストロズ3-2マリナーズ】@セーフコ・フィールド

アストロズがマリナーズとの「ブルペン・デー対決」を制し、ア・リーグ西部地区首位タイの座をキープした。アストロズは先発のブラッド・ピーコックが1回2/3を無失点に抑えたあと、2番手のフランベル・バルデスが4回1/3を1失点(自責点0)で切り抜ける好投を披露。一方のマリナーズはマイク・リークが体調不良で先発を回避し、ニック・ビンセントがメジャー7年目にして初先発。ビンセントが2回無失点の好投を見せ、2番手のロス・デトワイラーも6回3失点と粘投したが、3対2でアストロズが接戦を制した。なお、アストロズはこの試合で6本の併殺打を放ち、球団新記録かつリーグタイ記録を樹立。マリナーズは再三にわたってピンチを併殺打で凌いだものの、あと1点届かなかった。

アストロズの球団新記録(1試合6併殺打)樹立の道のりは以下の通りだ。3回表無死満塁からカルロス・コレアの犠牲フライで先制し、続く一死一、二塁のチャンスでマーウィン・ゴンザレスが三塁への併殺打(1本目)。4回表は先頭のタイラー・ホワイトがヒットで出塁し、次打者のユリ・グリエルが6-4-3の併殺打に倒れた(2本目)。5回表も先頭のトニー・ケンプがヒットで出塁したものの、続くアレックス・ブレグマンが5-4-3の併殺打に倒れ(3本目)、6回表にはグリエルのタイムリーでリードを2点に広げた直後にジョシュ・レディックが遊撃への併殺打(4本目)で4イニング連続の併殺となった。8回表は一死一塁からゴンザレスが5-4-3の併殺打(5本目)。そして、9回表一死一、二塁の場面でエバン・ギャティスが6-4-3の併殺打に倒れて新記録樹立となった。

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