メクル第299号 昔遊びで地域住民と交流 寺子屋塾 大村・松原

 大村市立松原小の児童らが地元の文化や歴史を学ぶ「寺子屋塾(じゅく)」が20~24日、同市松原本町の旧(きゅう)松屋旅館などで開かれました。
 地元の町おこし団体(だんたい)、松原宿活性化(かっせいか)協議会(村川一恵(むらかわかずえ)会長)が子どもたちの健全育成を目的に開き、今回で14回目になりました。先生役は長崎大教育学部の学生や地元住民がつとめました。
 昔の遊び、音楽、習字、茶道など13科目。初日は、お年よりたちと羽子板(はごいた)やこま回しなど昔の遊びで交流を深め、郷土(きょうど)料理のだご汁(じる)作りにもチャレンジしました。
 こまで遊んだことがない児童がほとんどで、ひものまき方から勉強。何度も失敗しながら、最後は大人たちに手伝ってもらい何とか回すことができました。江島羽希子(えじまうきこ)さん(7)は「こま回しは初めてだったけど、上手にできた」と感想。だご汁作りに挑戦(ちょうせん)した山口優征(やまぐちゆうせい)君(10)は「だんごを一つ一つていねいに丸めた」と笑顔で話しました。

こまを回す児童=大村市松原住民センター
だご汁作りに挑戦する子どもたち=大村市松原住民センター

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