パドレス・ニックスが快投 有望株ウリアスがデビュー

【マリナーズ1-2パドレス】@ペトコ・パーク

パドレスはメジャー4度目の先発登板に臨んだ新人右腕ジェイコブ・ニックスが素晴らしいピッチングを披露。9回表一死からネルソン・クルーズに32号ソロを浴びて完封を逃し、クローザーのカービー・イエーツのリリーフを仰いだものの、8回1/3をわずか79球で投げ抜き、今季2勝目(2敗)をマークした。マリナーズ先発のフェリックス・ヘルナンデスもパドレス打線を初回のトラビス・ジャンコウスキーの3号先頭打者アーチと4回裏のハンター・レンフローのタイムリーによる2点のみに抑えたものの、打線がニックスの前に沈黙。マリナーズはナ・リーグ西部地区最下位のパドレスに痛恨の敗戦を喫し、ワイルドカード2位のアスレチックスとのゲーム差は5.5に広がった。

ニックスが快投を見せたこの試合で、パドレスの有望株ルイス・ウリアスがメジャーデビューを果たした。メキシコ出身の21歳の二塁手であるウリアスは、MLB公式サイトのプロスペクト・ランキングで二塁手部門1位・全体22位にランクインしている有望株。AAA級で120試合に出場して打率.296、8本塁打、OPS.845をマークし、メジャー初昇格となった。打撃面では①三塁ゴロ、②遊撃ゴロ、③四球、④投手ゴロで3打数ノーヒットに終わったものの、二塁守備では好守を見せる場面も。ウリアスは自身のダイビングキャッチについて「どうやったか覚えてないんだよね」と語ったが、「緊張は全くしていなかった。あのプレイのおかげかもしれないね。楽しんでプレイできたよ」とデビュー戦を振り返った。

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