セレブだから感じてしまう?機内での残念な振る舞い
フライトごとにたくさんのお客様をお出迎えするCAですが、実に様々なお客様がいらっしゃいます。
セレブと呼ばれるお客様がご搭乗することも少なくありません。
素敵な方もたくさんいらっしゃる中、ちょっと残念な方もいらっしゃるのも事実。
雑誌やテレビで見るイメージそのままの方もいらっしゃれば、全く違う方もいらっしゃいます。
今回は、CAが実際に機内で猛撃したセレブの残念な機内での振る舞いをお話します。
周りのお客様も驚きの行動
その日のフライトにいらっしゃったのは、野球をあまり知らない人でも名前を耳にしたことのある野球選手。
一生懸命ひたすら練習しているイメージの方でした。
その某大物野球選手がフライト中に読んでいたのはわりと過激なエロ系の雑誌!
CAだけでなく、他のお客様からも丸見えで、目のやり場に困ってしまいました。
さらに目的地で降りる時にはその雑誌はシートポケットに入れたまま放置。
普段のイメージと違って残念でした。
機内は二人のプライベート空間ではありません
その日のフライトにいらっしゃったのはよくテレビで見かける、綺麗な歌声の女性歌手の方。
ちょっと清純なイメージなその方ががカップルで搭乗してきたいらっしゃいました。
フライト中はラブラブモードで彼の膝の上に座っていてシートベルトの着用サインがついてもなかなかご自分の席に戻ってくださりません。
私達も何度もお願いして、しぶしぶご自分の席についていただけました。
周りのお客様もお二人のまるでプライベートのような空間にびっくりされましたし、何より安全に関する指示に従っていただけないのは残念です。
え!裸足ですか?
その日にいらっしゃったのは渋いイメージの大物歌手の方。
リゾート路線にご搭乗になっていらっしゃいましたが、ご搭乗されたときから南国をイメージするようなファッションでした。
離陸後、食事がはじまるころに靴を脱いで裸足になって、なんと前の座席に足を置いていました。
「お食事のご用意をさせていただきます」とお声がけをしても、「後で食べる」と足をのせたままでCA達も困ってしまいました。
機内はお客様皆様の空間なので、やはり裸足で足をお座席に置かれてしまうのは困ってしまいます。
普段のイメージと全く違っていたので残念でした。
自ら特別扱いを要求
筆者は外資系のエアラインに乗務していたので外人のお客様も多く、セレブの方がいらっしゃってもあまり周りの方がさわいだりすることもなかったのですが、自分は特別な存在だから特別扱いをして当然という態度の方もいらっしゃいました
さらに「高いお金を払っているんだぞ」などと言われると、いくらセレブと呼ばれる方でも残念だなと思ってしまいます。
CAはどのお客様にもベストのサービスをさせていただいています。
みんなが憧れるセレブだからこそ、このような行動を拝見すると残念な気持ちになってしまいます。
もちろん、素敵なセレブのお客様もたくさんいらっしゃいますよ。
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