ボッタス「ハミルトンのために犠牲になったとは思っていない。ふたりにメリットがある戦略だった」:F1イタリアGP日曜

 2018年F1イタリアGP決勝で、メルセデスのバルテリ・ボッタスは3位を獲得した。

■メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ
バルテリ・ボッタス 決勝=3位
 僕の方もルイス(・ハミルトン)の方も、いろいろなことがとてもうまくいった。また表彰台に上れてうれしい。

 今日、フェラーリが速いことは分かっていた。だから僕らは持てる力すべてを使って、彼らにプレッシャーをかけようとしたんだ。今日はチーム全体が協力し合って戦う必要があった。すべてうまくいったと思う。

 セバスチャン(・ベッテル)にああいうことが起きたので(注:ハミルトンと接触してスピン)、僕にも表彰台に上がれるチャンスがあると思った。それでも楽なレースではなかったよ。ファーストスティントをとても長くとり、古いタイヤで走りながら、キミ(・ライコネン)を後ろに抑え続けるのは、簡単な仕事じゃなかった。でもそれなりのタイムを引き出すことができたので、キミに抜かれずに済んだ。

 この戦略はルイスだけでなく、僕のレースにとってもプラスに働いた。最初のスティントを引き延ばしたおかげで、タイヤで有利な状況でマックス(・フェルスタッペン)に戦いを挑むことができ、結果的に表彰台に上れた。

 今日は最高のチームワークで戦い、フェラーリより後ろからスタートしながら、彼らよりも多くのポイントをつかんだ。これからも彼らにプレッシャーをかけ続けるために、必死に努力する必要がある。

(ハミルトンがライコネンに追いつけるよう、ライコネンの前で抑え続ける役割を担ったことについて語り)自分のレースを犠牲にしたとは思っていない。今回のタイヤはピットウインドウがとても大きかった。タイヤがすごく長持ちするから、長いスティントをとることに決めた。それが終盤マックスと戦う上で役立ったんだ。

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